ハーレーのエンジンオイルが何が良い？と悩んでいる方に向けた
ハーレー用おすすめエンジンオイルの紹介記事です。
エンジンオイルの交換はいつも店任せですか？
純正オイルがハーレーには一番 と思っている方は読んでみてください。
ハーレーのオイルも新しくなっていますよ。
また、ここ記事を読めば、
愛車のエンジンを長持ちさせ、いつまでも快調なエンジンのためのオイルは
純正で良いという考え方も変わりますよ。
あなたのハーレーにあったベストでコスパの良いエンジンオイル情報もわかります。
●ハーレーの純正エンジンオイルは高いと思っている方
●ハーレーのエンジンオイルのおすすめが知りたい方
●オイル交換はいつも店まかせというハーレー乗りの方
ハーレーのオイルについての新常識
ハーレーに適したエンジンオイルの常識についてまず解説しておきます。
●ハーレーには純正オイルが一番
●ハーレーのエンジンには鉱物油が最適
●純正オイルでないと問題が出る
これらの常識について説明しておきます。
ハーレーの純正オイルは特別なものじゃない
ハーレーの純正オイルは１クオート（946cc）でいくらするでしょうか？
また、ハーレーショップにエンジンオイル交換を依頼したらいくらかかりますか？
ハーレーショップでハーレー純正オイルオイル交換したら
工賃を含めて30,000円かかりますよね。
それってどうなのでしょうか？
国産の大型バイクでオイル交換（例えば4L）だとして自分でオイル交換したら、
5,000円で済んでしまうのです。
もちろん高性能100％化学合成油を使ってもですよ。
オイル交換は自分でやりましょう！←（記事にリンク）
では、ハーレーのオイルってもっと特別なオイルなのでしょうか？
答えは、NO！で、特別なものではありません。
ハーレーのエンジンに合ったオイルなら純正オイルでなくても安くて同じ品質のオイルはあるのです。
純正オイルと価格を比較してみたら驚きますよ。
（純正信者の方は気にしないでください）
ハーレーには鉱物油が良いというのは都市伝説
ハーレーのエンジンには鉱物油はよい！という話はよく出てきますね。
鉱物油でないとオイル漏れがおこる というのが理由ですね。
これは数十年前によく言われていた話で今や都市伝説です。
1980年代以前のバイクにはオイルパッキン（オイル漏れ防止のシール剤）の品質の問題でオイル粒子の細かい化学合成油はオイル漏れするという事実はありますが、
オイルが漏れる と オイルが滲むは 別の問題で、エンジンにとって良いのは
明らかに化学合成油なのでその発想は間違った考え方なのです。
事実、ハーレーの純正オイルSYN3は100％化学合成油で、最新のハーレーだけが対象ではありません。
化学合成油ってなに？という方は、
大型バイクのエンジンオイルについての正しい選び方について読んでおきましょう。
バイクのエンジンオイルについて詳しく解説しています。
ハーレー用純正オイルは高い 純正信者は目を覚まそう
バイク用オイルについて詳しく知れば、ハーレー用オイルは純正でなくてはいけないとは思わなくなります。
エンジンオイルはハーレーが作っているのではなく、オイルを作る専用メーカーが作っているのですから。
つまり、OEMなので割高なのです。
オイル専門メーカーの製品を直接買う方が安く買えるはずですよね。
ハーレー用エンジンオイルの基礎知識
知っている方には不要な知識ですが、ハーレーに初めて乗った方には、
ハーレーのエンジンオイルの循環システムは他のバイクメーカーとは違うということを
覚えておきましょう。
エンジン周りの使うオイルはハーレーの場合、２つもしく３つに分かれたオイル方式を採用しています。
●エンジン（ピストン周り）
●トランスミッション（ギア部分）
●プライマリーケース（クラッチ部分など）
エンジン（ピストン周り）のオイルが一般的なエンジンオイルで、
他の部分は違う指定オイルで、交換時期も違うのがハーレーなのです。
（現在は、3つのオイルを共用できるオイルもあります）
バイク用エンジンオイルの基本
バイク用エンジンオイルの基本について簡単に説明しますと
●JASO規格
（JASO：Japan Automobile Standards Organization：日本自動車規格）
●SAE規格
Society of Automotive Engineers：米国自動車技術者協会）
大まかにこの2つ規格で分類されています。
車用とは別にバイクに適した専用オイル→4サイクルエンジン用には
MAというオイルの規格
MA1 → 一般的
MA2 →主に大型バイク用
（種類）→
鉱物油・部分化学合成油・化学合成油
品質面（劣化しにくい・エンジン保護効果）で化学合成油が最強
（オイルの粘度）→ 低温粘度と高温粘度
（低温○Wー高音○）
バイクの使い方・エンジン特性・季節などで選ぶオイルの粘度
上記の基準でバイク用オイルを選びます。
【参考記事】大型バイクのエンジンオイルのおすすめ12選 正しいオイルの選び方
ハーレー用エンジンオイルの特徴
ハーレー用のオイルの特徴はどんなものなのでしょうか？
大排気量の空冷エンジンであるハーレーには、エンジンが渋滞などで高温になった特にもオイルの機能を維持できる高温に適した粘度のオイルを使うという特徴があります。
オイル粘度は20Wー50 が一般的です。
旧車はシングル50というかなり粘度の高いオイルを指定しています。
（ただし、外気温15℃以下ではドロドロの水飴のようになって使えません。）
いづれも鉱物油です。
現在は、高機能の100％化学合成油もあり、
エンジン・ミッション・プライマリーと共通のオイルとなり、
一般的な他社の大型バイクと同じ方向になってきています。
決して特殊なオイルでもないのです。
ハーレー用純正オイルの紹介
ハーレーの純正オイルを紹介します。
鉱物油一辺倒だったハーレーも100％化学合成油のオイルも登場しています。
100％化学合成油の適応車種
●エンジン、トランスミッション
71以降 XLモデル、
83年以降 84XR1000、
09以降 XRモデル、
●プライマリー
84以降 ビッグツインモデルで湿式ダイアグラムスプリングクラッチ装着車のプライマリーチェーンケース
エンジン、トランスミッション、プライマリーすべて共通
化学合成油使用の注意点としては、
新車のうちは、ある程度走って金属粉などが取れたアタリのついたエンジンの保護に良いと言われています。
新車のうちは、きめの粗い鉱物油の方がアタリがつきやすく、エンジンには良いというハーレーショップの話もありますよ。
いずれにしても新車には化学合成油はショップでは入れないはず。
中古であれば余程の旧車でなければ、特に使って問題はないのです。
HーD純正 20W−50
●純正の鉱物油
ハーレーに適しているとされる20W−50の純正品
946cc 価格は3,600円ほどで決して安くはありませんが、純正信者の御用達品です。
H-D360純正 シングル SAE50
●エンジンの熱ダレ対策に最強のシングル50
真夏の渋滞などで旧車のエンジンを守りたいならシングルSAEの50
ただし、冬場には使えませんので冬になる前にオイルは交換する必要ありです。
（冬にはハチミツや水飴のようにドロドロになり、オイルの効果が薄れ燃費も悪くなります）
946cc 価格は3,600円ほど
HーD純正 フォーミュラプラス ミッション・プライマリー用
●エンジン以外のハーレー独特のミッション・プライマリー用
交換時期はエンジン用ほど頻繁に行う必要はありません。
（２〜３年ごとの交換で十分です）
946cc 価格は2,600円ほど
H-D 純正 SYN３ 化学合成油
●100％化学合成油の全てのエンジン部分に使えるオイル
SYN3はエンジン・プライマリー・ミッション共通で使える高性能オイル
化学合成油なのでエンジン部分のオイル交換は5,000km毎でも問題なし。
価格も高機能の割には鉱物油とほぼ同価格です。
純正を使うなら私ならこれを選びますね。
946cc 価格は3,600円ほど
純正以外のハーレー用オイルおすすめ品
ハーレーのオイルは、純正品以外に、
長年の研究結果に基づいて開発されたコスパの良いエンジンオイルがあるのです。
純正信者の方は驚くかも知れません。
PFP ハーレー 20Wー55 MA２
●日本製100％化学合成油もMA2規格オイル
ハーレーのために開発してきたPFP（日本製）製化学合成油
MA2規格のオイルは大型バイク用とも言える高機能オイルの規格です。
ハーレー純正はMA２ではないのです。
価格 ４L 5,000円ほど
MMC ハーレーオイル 20W-55
●通称まむしオイル 100％化学合成油（日本製）
ハーレー純正のSYN３よりも真夏の渋滞時期でもオイルに劣化を防ぐ
安心のオイル性能を自負していますよ。
研究しているのです。
旧車の弱いシール等への攻撃性が極めて少なく熱に非常に強いのが特徴
価格４L 5,750円ほど
SEMI SYNTHETIC ZOIL（セミシンセティックゾイル） 10W-40
●鉱物油ベースのZOIL添加剤入りで旧車や空冷車に最適
オイル添加剤で有名なZOIL添加剤含有（10％）のハーレー向けエンジンオイル
スーパーゾイル（ZOIL）の金属表面処理効果と、
油膜保持力に優れたベースオイルを使用することにより、
規格性能をこえた潤滑性能を発揮する優れものオイル
価格は 1L 2,700円ほど
レブテック 20W-50
●ご存知純正オイルメーカーと同等品というレブテック（REVTECH)
鉱物油ベース
ハーレーの純正オイルメーカーとして名高く、価格が安いことで
知っている人は知っているオイル
純正オイルの半額以下ですよ。
価格 946cc 1,320円ほど
レブテック 化学合成油 20W−50
●REVTECH（レブテック）の化学合成油
ハーレーにも化学合成油で良いのですから、このレブテックは
SYN３よりも割安で人気のオイルです。
価格は 946cc 2,180円ほど
純正オイルと社外品の比較
ハーレーの純正オイルと他のオイルを比較する場合、
気になるのは以下の3点だと思います。
●価格の比較 （結果は明らかです。）
純正 SYN３（ 20Wー50（化学合成油）
１ガロン（3785cc） 23,000円
PFP 20Wー55（化学合成油）
４L 5,000円
レブテック化学合成油 20Wー50
１ガロン（3785cc）8,720円
●汎用性
特に差はなし 鉱物油も100％化学合成油もある
1970年代以前のハーレーにの対応した鉱物油オイルもある
●オイルの性能
差はなし
時に化学合成油のMA2規格品のPFPオイルは優秀
レブテックはハーレー純正オイルのメーカーなので同じ
純正オイルと社外品を比較してみた場合、社外品との価格差は歴然
※オイルはベースオイルのほかに添加物が含有され完成させた製品です。
この添加物については企業秘密で公表はされないものです。
そのため、厳密には同じとは言えませんが、長年ハーレーのエンジンに試して
使えている歴史あるメーカー品であれば、純正と大差はないと断言できます。
安心して社外品オイルを使ってください。
ハーレーのオイルは旧車でなければ100％化学合成油はおすすめです。
（旧車の定義 1970年代以前のハーレー）
オイル交換くらいは自分でやろう
オイル交換を自分ですると節約になります。
エンジン部分のオイル交換は誰でもできます。
工賃だってばかになりませんよ。
使いやすい専用工具を揃えてオイル交換くらいは自分でやりましょう。
【関連記き】バイク工具 初心者向け 賢く揃えてカスタムや整備をしよう
ハーレー用おすすめ工具キットも紹介しています。
【関連記事】冬場のバッテリーのケアも忘れずに
つけっぱなしのバッテリー充電器
工賃が高いハーレーディーラー
ハーレーショップのオイル交換の工賃は割高です。
国産メーカーのオイル交換工賃は大型バイクで2,000円
ハーレーは5,000円というのが相場です。
オイル代も割高 もちろんショップでの純正オイルは定価です。
オイル交換に必要なもの
自分でするための必要なものをあげておきます。
自分で買ったオイルを持ってバイクショップに行っても交換作業はしてもらえませんよ。
●オイルの容量を正しく測れるオイルジョッキやメスシリンダー
●そのままゴミに捨てられる廃油ボックス
の2つは最低限用意しましょう。
【関連記事】オイル交換を自分でやろう
オイル交換に必要なグッズの紹介記事
ハーレー用エンジンオイルのおすすめ品 純正オイルとの比較 まとめ
ハーレーのおすすめのエンジンオイルの紹介記事
●ハーレーのオイルについての新常識
○鉱物油が良いというのは昔の常識
○今は化学合成油が最適
●ハーレーオイルの特徴
○真夏の渋滞対策がされているのが特徴
○純正オイルは特別なものではない。
●ハーレー純正オイルの紹介
●ハーレー用社外オイルの紹介
●紹介したハーレー用オイルの比較
○価格
○汎用性
○性能面
●純正オイルは割高
●自分でするオイル交換について
以上の内容でした。
ハーレーには純正オイルでなくても良いのです。
店任せにしないでオイル交換は自分でしましょう。
節約した分をその他のバイク用品に使ってくださいね♪
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