バイクヘルメットの強度規格について解説していく記事です。
ヘルメットの安全規格は強度規格ともいわれ
日本と海外では規格の名称、基準が違います。
ヘルメットの素材別強度の差や特徴についても説明しています。
(ヘルメットに使われる主要素材は色々あるのです)
また、強度規格を知って海外製ヘルメットを選ぶ場合に安全性を意識できるよう、
ヘルメットの見分け方がわかるようになっています。
購入時の参考になるはずです。
バイクヘルメットの強度規格(安全規格)の種類
バイクのヘルメットには強度規格はいくつかあります。
日本の場合、海外の場合について各種強度規格について説明します。
日本の規格(JIS・PSC・SG・SNELL・MFJ・アライ)
海外の規格(DOT・ECE)
についてわかりわすく解説します。
(参照元 WIKI)
日本の規格(PSC・JIS・SG・SNELL・MFJ・アライ)について
●PSC規格とは(消費生活安全法)に基づいて販売できるヘルメットには必ずついている認定マーク(これがないと日本では販売できない)
●JIS規格 日本工業規格の定めた規格 PSCと同等のもの
●SG規格 第三者機関によって設けられた規格(補償の対象になる)
PSGマークは必須ですが、SGマークは任意
簡単にいうとPSC・JIS・SGは日本で販売されているヘルメットには最低限ついているもの
●SNELL規格
米国のSNELL財団が定めた規格で最も厳しいと言われる強度規格
もちろん、取得は任意です。5年ごとに見直されます。
●MFJ規格
日本モーターサイクルスポーツ協会の定めた規格
SNELL規格とほぼ同じ
モータースポーツ協会の主催する競技にはMFJ公認ヘルメットが必要です。
●アライ規格
アライヘルメットが独自に設けた強度規格
アライ製ヘルメットにのみ存在しますが、アライ独自の厳格な強度基準があり
SNELL規格に匹敵するものです。
海外の強度規格 DOTについて
DOT規格とはアメリカ、カナダなどの北米大陸の強度規格
(Department of Transportation)の略称
ヘルメットだけでなく製品の強度規格の基準
公道用の最低基準を設けた日本のJIS規格と同じようなものです。
海外の強度規格 ECEについて
ECE規格とは(Economic Commision for Europe )の略称
DOTと同様なヨーロッパの製品の強度規格の基準
規格の基準は厳しいもので日本のJIS規格よりも厳格です。
ECE規格のヘルメットはむしろ日本の安全規格よりも安心と言えます。
※海外製ヘルメットは日本で販売する場合PSCマークが必要です。
並行輸入や海外個人売買などで手に入れたヘルメットには
PSCマークがないため厳密にいうと違反になりますが、
しっかりしたフルファイスヘルメットを使用していて
違反扱いになったという事例はなく、あやふやなものです。
バイクヘルメットの強度規格(日本)排気量別
日本のヘルメットの規格で基準として考えるべくPSCやJIS規格ですが、
PSC・JIS規格には排気量別の指定が2種類あります。
125cc以下はJIS1種
全車種対応はJIS2種
に分かれています。
ヘルメットの表示されているので確認できます。
(125cc超のバイクで125cc以下用ヘルメットを使用した場合、違反になります)
安全性を考えるなら、125cc以下のバイクでも
全車種対応のヘルメットを使用するのがおすすめです。
安全規格について バイクヘルメットには使用期限もある
ヘルメットの使用期限には法的な規制はないのですが、
強度を保てるのは使った回数ではなく
年数で、数年と言われています。
数年(3〜5年)で強度の性能は落ちると言われています。
また、事故などで一度強衝撃を受けたヘルメットは、その時点で強度が落ち耐用年数
とは関係なく安全性が低くなってしまいます。
(安全上、もう使わない方が良いのです)
バイクヘルメット ヘルメットの素材について
(画像引用元 SHOEI)
一般的に知られていないヘルメットのメイン素材(帽体)シェルについて
解説しておきます。
ヘルメットの主要素材についてはあまり意識しない方も多いと思います。
主要素材(シェル部分)は3タイプ
●樹脂(プラスチック)
●FRP(ファイバーグラス)
●カーボンファイバー
一つ一つ説明していきます。
樹脂(プラスチック)製ヘルメットについて
樹脂製ヘルメットは、プラスチック製で、
整形をする場合、型に流し込んで整形する
最もコストや手間のかからない方法です。
プラスチックの種類には大きく分けて
●TPE
●ABS
●ポリプロピレン
の3種で価格の安い順で、ポリプロピレン製のヘルメットが一番強度が高く、
劣化しにくい素材です。
いずれにしても樹脂製ヘルメットは、熱や摩擦に対して弱いという傾向があり、
他のヘルメットの素材の中では重い素材で、衝撃強度が弱い素材です。
ですが、一般的な使用に関しては問題はなく、
強度規格をクリアしたものは
安全と言えます。
一般的に1〜3万円程度のヘルメットです。
(※摩擦や熱に弱い →ヘルメットが路面を滑った場合削れてしまう)
安いヘルメットはこの素材が使われています。
日本の代表的メーカーはOGKカブト・リード工業です。
樹脂製バイクヘルメットがメインのこの2メーカーは
社内で強度試験を実施していて
安全で低価格で購入できるヘルメットのラインアップが主流です。
FRP(ファイバーグラス)製ヘルメットについて
FRP(Fiber Reinforced Plastics(繊維強化プラスチック)は
強度の高いファイバーガラス繊維を樹脂の間に貼り付けていく製法で、
強度面で樹脂製ヘルメットより強度が高く、軽量なヘルメットが作れますが
製造に手間とコストがかかります。
重量は樹脂製よりも軽く、熱や摩擦に対して強い特徴があります。
(※熱で変形したりせず、摩擦でも削れにくい)
3万円以上の本格的なヘルメットに使われています。
このFRP素材製のヘルメットでないと、
最強の強度規格と言われるのSNELL規格を取得することは
できません。
Arai・SHOEIのヘルメットは全てFRP製の本格ヘルメットです。
カーボンファイバー製ヘルメットについて
カーボンファイバー製(CFRP)ヘルメットはファイバー繊維の強度をさらに高くした素材の
カーボンファイバーで作られています。 最もコストの掛かる製法ですが、
軽量で強度は最強で、カーボン柄という美しい柄が出る特徴を活かしたものは人気があります。
カーボンファイバーはF1マシンのコクピットなどに使われる、
金属よりも軽量で強度の高いものから、
カーボン柄のために使われるものまで、強度面にはグレードの差がありますが、
一番の特徴はFRPよりも軽量ということです。
ヘルメットの素材としては最上級品で、5万円〜20万円の製品です。
海外のヘルメットメーカーは一般用にカーボン製ヘルメットを
多くラインアップしていますが、
日本メーカーのArai・SHOEIは一般用には製造していません。
カーボン製ヘルメットでなくても強度面で問題はないという考え方なのです。
●日本製のカーボンヘルメットを作るメーカーはあります。
2社は超軽量で低価格なカーボン製ヘルメットを作っていますよ。
(サイト内記事にリンクしています)
ヘルメット素材の比較
素材別に比較すると
●軽量な順は カーボン>FRP>樹種 の順で軽い
●強度面は カーボン>FRP>樹脂 の順で強い
●価格面は カーボン>FRP>樹脂 の順で高い
バイクの目的別のおすすめヘルメットの素材について
バイクの種類や使い方でヘルメットのおすすめ素材を考えます。
使い方とバイクの種類を考えますと
●街乗り・通勤
●大型バイクのツーリング・高速道路用ヘルメット
●モータースポーツ用ヘルメット
大まかに上記の3パターンになります。
通勤・街乗り用のヘルメット
樹脂製ヘルメットでも問題ありません。
街乗り・通勤などで使用するヘルメットは樹種製ヘルメットでも問題はありません。
もちろん速度域にもよりますが、一般公道で60km /hで走っている限り
ヘルメットの素材にはさほど拘らなくても問題はないでしょう。
全車種タイプのSGマーク付きならジェットでもフルフェイスでも問題ないでしょう。
大型バイクのツーリング・高速道路用ヘルメット
FRP製・カーボン製ヘルメットがおすすめです。
大型バイクや、高速道路の走行をメインに考えるのであれば、
強度の高いFRPやカーボン製ヘルメットがおすすめです。
ジェットヘルメットにもFRP製やカーボン製ヘルメットはあります。
(カーボン製ヘルメットは軽いため疲労を軽減できます)
モータースポーツ用ヘルメット
(MFJ公認)などのFRPやカーボン製ヘルメット
モータースポーツで使用する場合は、フルフェイスで強度の高いヘルメットが
必要です。 MFJ公認のものなどの指定がある場合が多いので
必然的に強度規格の高いSNELL規格取得のヘルメットは必要です。
FRP製かカーボン製ヘルメットになります。
バイクヘルメット 強度規格や素材を考えて選ぼう
多種多様で価格もデザインも様々なのがバイクヘルメットです。
ヘルメットの素材や安全規格をまず確認しましょう。
安全性の高いヘルメット優先なら
●Arai (Araiヘルメットの解説記事)
●SHOEI
の日本製ヘルメットです。
その他の日本製ヘルメットや、個性の豊な海外製ヘルメットについては
下記記事で詳しく紹介しています。
気になるメーカーを見つけてみてください。
【参考記事】バイクのヘルメットメーカー 国内外の主要人気ブランド20選とランキング
バイクヘルメットの強度規格 素材別強度も知ろう まとめ
バイクヘルメットの安全規格と素材別強度について
●バイクヘルメットの安全規格の種類
(日本・海外)
●日本の安全規格は2種
●ヘルメットの安全規格の考え方
●バイクヘルメットの素材別強度解説と比較
○樹脂製
○FRP製
○カーボン製
●バイクヘルメットの用途別使い分けについて
以上の内容でした♪
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